クレジットカードのショッピング枠を現金化するやり方には、買取方式やキャッシュバック方式など多くの手法が考え出されてきました。
そうした中で競馬を利用した現金化は一般的なやり方とは言えませんが、いくつかの注意点さえ理解していれば実現は可能です。
下手をすれば現金化どころか赤字のリスクもある競馬を使ったクレジットカード現金化について、具体的な方法からリスク対策までの基礎知識をまとめてみました。
この記事でわかること
競馬でクレジットカード現金化を行う裏技
競馬は日本でも合法性が認められた公営ギャンブルの1つで、通常は競馬場や場外馬券場で購入した馬券が当たれば払戻金を受け取れるようになります。
競馬場や場外馬券場で馬券を購入する際には現金で代金を支払うのが普通ですが、インターネットで馬券を購入できるサービスを利用すればクレジットカード決済も可能です。
クレジットカードのショッピング枠を使って購入した馬券が当たれば、払戻金を受けることで結果的に現金化が実現されることになります。
パソコンを使ってJRAダイレクトから馬券を購入
日本の競馬にはJRAが主催する中央競馬と、全国17ヶ所で開催されている地方競馬の2種類があります。
このうちインターネットで馬券を購入できるのは中央競馬に限られ、「JRAダイレクト」のサイトを通じて購入手続きを行う仕組みです。
JRAダイレクトは原則としてパソコンからの購入にのみ対応しており、一部で利用可能なスマートフォンはJRAのサポート対象外となります。
競馬でクレジットカード現金化ができる条件
JRAダイレクトから購入した馬券の払い戻しを受けてクレジットカード現金化を行うには、パソコンを使う以外にもいくつか条件があります。
使えるクレジットカードはJCBカード・三井住友カード・UCカード・MUFGカード・DCカード・NICOSカード・楽天カードの6種類に限られ、いずれもカード会社のインターネットサービスに登録が必要です。
家族カードや法人カード・未成年者は登録できず、クレジットカードの名義と払戻金の振込先口座の名義も一致している必要があります。
▼家族名義の現金化についてはこちらから
家族名義や他人名義のクレジットカードで現金化は可能なのか?
競馬でクレジットカード現金化を行う方法
以上のような条件を満たしていれば、JRAダイレクトを通じてクレジットカード現金化が可能になってきます。
その具体的な方法はまずJRAダイレクトに会員登録しておいた上で馬券を購入し、払戻金をクレジットカードの利用代金支払い口座に振り込んでもらうという流れです。
JRAダイレクトに登録
JRAダイレクトへの会員登録手続きそのものはそれほど難しくありません。
使用するクレジットカードの情報を登録して認証手続きを行い、利用者情報とJRAダイレクトの暗証番号を設定すれば登録完了です。
JRAダイレクトに登録できるのは金曜日の18時30分から土曜日の17時25分にかけての時間帯と、土曜日19時30分から日曜日最終レース締切時刻までに限られます。
馬券購入と払い戻し
以上のような手順でJRAダイレクトに登録すれば、登録したその日からJRAダイレクトを通じて投票ができるようになります。
購入した馬券がうまく的中すれば、配当率に応じて決まる払戻金が受け取れるようになる仕組みです。
競馬場や場外馬券場で払戻金を受け取る場合と違って、JRAダイレクトの払戻金は1節分をまとめて口座に振り込む決まりとなっています。
競馬でクレジットカード現金化を行うメリット
競馬を使ったクレジットカード現金化は他の方法と比べて、楽しみながら取り組める点が最大のメリットです。
特にギャンブル好きの人にとっては一攫千金の夢が持てる点で、通常の買取方式やキャッシュバック方式にはない魅力があります。
馬券が当たれば100%以上の換金率も可能
クレジットカードで馬券を購入しても確実に現金化ができるという保証はありませんが、馬券が当たった場合には購入金額以上の払戻金を獲得できる可能性があります。
一般的なクレジットカード現金化の手法では100%の換金率はなかなか期待できず、現金化業者を利用した場合は90%以上の換金率を実現するのも困難です。
購入した馬券の的中という前提条件はありますが、競馬を利用した現金化なら100%以上の換金率も不可能ではありません。
カード会社の利用規約に違反しない方法
競馬でクレジットカード現金化を行うもう1つのメリットとして、カード会社の利用規約に違反しないという点も見逃せません。
買取方式で現金化を行う場合は可能な限り換金率を高くする目的で、商品券や新幹線回数券・ブランド品など換金率が高い商品に走りがちです。
▼新幹線の回数券やブランド品の現金化についてはこちらから
新幹線の回数券でクレジットカード現金化はできるのか?換金率は高いの?
ブランド品や時計でクレジットカード現金化はできるの?還元率はどれくらい?
この場合はカード会社に発覚すると利用規約に反する換金目的と判断され、利用停止や一括請求・強制解約のリスクを負うことになります。
カード会社がJRAと提携している点を考えると、馬券の購入は利用規約違反と判定されるリスクがありません。
競馬でクレジットカード現金化を行うデメリット
クレジットカードを使って馬券を購入する現金化の手法には以上のようなメリットがある反面、JRAダイレクトへの登録から払戻金の受け取りまで手間がかかるというデメリットもあります。
すでにJRAダイレクトへの登録を済ませているという人でも、競馬によるクレジットカードには以下のようなデメリットがある点には注意が必要です。
馬券が外れた場合は換金率0%になるリスク
買取方式やキャッシュバック方式によるクレジットカード現金化は換金率が下がる一方で、ある程度確実性のある現金化の手法です。
競馬で現金化を行う方法は馬券が当たれば100%以上の換金率も実現可能とは言え、馬券は必ず的中できるというわけにはいきません。
購入した馬券が外れてしまった場合はクレジットカードで支払った代金も無駄になり、最終的な換金率が0%になってしまうリスクもあるのです。
即日で現金を手にすることができない
購入した馬券が運良く的中したとしても、JRAダイレクトで払戻金を受け取れるのは週明けの月曜日以降になります。
JRAダイレクトでは払戻金を土日などの1節分まとめて指定口座に振り込む仕組みとなっていて、ゆうちょ銀行を指定した場合は振込日が木曜日まで遅れてしまうのです。
1日3回で月に50回までという馬券の購入回数制限に加え、月に50,000円までという利用限度額もあります。
ショッピング枠が多く残っていても5万円までしか現金化できないことから、競馬は高額の現金化を即日で行うには不向きな方法だと言えます。
競馬によるクレジットカード現金化のリスクを低くする方法
5万円までの範囲内であれば競馬を使った現金化も可能ですが、実現させるには馬券を当てる必要があります。
馬券を的中させるには競馬に関する知識や経験も求められますが、あくまでも現金化が目的なら一攫千金を狙う必要はありません。
ハイリスク・ハイリターンの馬券購入ではなく、ローリスク・ローリターンで小さな勝ちを狙うのが赤字リスクを低くするコツです。
複勝などの負けにくい馬券を使う
JRAダイレクトで購入可能な馬券は、単勝・複勝・枠連・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単・WIN5の9種類があります。
この中で的中率が最も高いと言われているのは、1着から3着までの入着馬を勝馬とする複勝の馬券です。
複勝のように勝ちにくく負けにくい馬券を上手に利用することで、クレジットカード現金化の換金率を少しでも高くすることができます。
的中率より回収率を重視
競馬は高い的中率を誇るプロでさえ、年間で10%から30%しか当たらないと言われています。
この計算だと1レース単位では負ける確率の方が高くなるため、「負けて当たり前」という前提に立った上で回収率を上げる工夫も欠かせません。
大きな勝ちを狙わず無難に人気馬中心の馬券を選んでいれば回収率も自然と上がり、競馬で赤字になるリスクを抑えることができます。
競馬でクレジットカード現金化を行う方法まとめ
競馬を使ったクレジットカード現金化を実現させるには馬券や人気馬に関する知識が必要となってくるため、どちらかと言えば上級者向けの方法です。
競馬に詳しく損を出さない自信があるという人でない限り、現金化の手法としては確実性があるやり方と言えません。
現金化の確実性を重視したいという人は、信頼できるクレジットカード現金化業者を利用するのが最も無難なやり方です。